Kaki secchi「干し柿」
柿が豊作だった昨年
友人が作ってくれた干し柿。
なんともいえない甘さ。
天然の甘味はやさしい。
イタリアで見かける柿はほとんど渋柿。
完熟させてゼリーのようになるまで待って
皮をむきスプーンで食べる。
信じられないほど甘くなるのだが
熟していない部分が残っていると
口の中にじゅわりと渋さがへばりつく。
今までこうやって食べていたけれど
干し柿の仕上がりに惚れたので
今年の秋は近所でたわわに実っている柿を
おすそ分けしてもらって
干し柿をたくさん作りたい。
柿はそのままkakiと呼ばれる。
ただし一つだと単数形っぽくkako。
以前、柿の実から採れるタンニンを
木材の保護液として使えると聞き
試しに作ってみたら
ビンの中で醗酵していて
タンニン爆弾になってしまった。
しゅわしゅわわーっと
ビンから立ち上る液体は天井まで届き
その勢いに見とれた。
またタンニン作りにも挑戦したい。
ただし広口瓶で。
kako/i(カキ)=柿
secco/chi(セッコ/キ)=乾燥した
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