イタリア楽描きessay

イタリア・シンプルライフ

Epifania 「エピファニア」

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あけましておめでとうございます。

 

1月6日はエピファニアという祝日。

クリスマス休暇最終日。

今年は土曜日だったので今日も休み。

明日から学校が始まる。

 

イタリアではエピファニアの前夜に

箒に乗ったベファナと呼ばれる魔女が

ご褒美ならお菓子やおもちゃを

戒めならば炭を靴下に入れて

クリスマスツリーの下や暖炉のそばに

そっと置いておく。

 

もちろんナターレ(クリスマス)には

サンタクロースがプレゼントを届けてくれる。

クリスマスが2回あるみたいで

この時期コドモ達は大はしゃぎ。

 

もともとエピファニアは

「救世主御公現」の祝日。

 

トレ・マージと呼ばれる

3人の東方の博士が

星の動きを読みながら

キリストのもとにたどり着いた日。

 

この三人の肌の色は白・黄・黒。

ヨーロッパ・アジア・アフリカ大陸の象徴。

 

キリストが地球上すべての異邦人に

自己を顕示したことを意味している。

 

12月8日の聖母マリアの祝日に

クリスマスの飾り付けをしてから

エピファニアまで約1か月間

あちこちでイルミネーションがきらめく。

 

飾りを箱に戻してしまっても

こころの中でキラキラと輝く光は

永遠に消えない。

 

Epifania(エピファニア)=1月6日・救世主御公現の祝日

Natale(ナターレ)=12月25日・クリスマス

befana(ベファナ)=醜い顔の魔女

tre magi(トレ・マージ)=東方の三博士