イタリア楽描きessay

イタリア・シンプルライフ

パウロ・コエーリョの本2冊

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「アルケミスト 夢を旅した少年」

(山川紘矢・亜希子 訳 / 角川文庫) 

アルケミスト [ パウロ・コエーリョ ]

価格:596円
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感想(73件)

 

「ベロニカは死ぬことにした」

(江口研一 訳 / 角川文庫)

ベロニカは死ぬことにした [ パウロ・コエーリョ ]

価格:604円
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感想(12件)

 この2冊を読んだ。

 

アルケミストは寓話風の展開。

さくさく読めて、いろいろな示唆がたっぷり。

寓話的だからこそ使える技を尽くして

「ずっしりと重くない人生教本」

に仕上がっていると思う。

 

ベロニカの方は、実話だとしても

おかしくないストーリー。

この作者ならではの

少し変わった構成部分があって

賛否両論あるらしい。

ワタシは彼独自のスパイスに

なっているので「あり」だと思う。

 

"誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、

明確な考えを持っているのに、

自分の人生については、

何も考えを持っていないようだった。"

 

"誰もが同じ方法で夢を実現できるとは限らないのだ。"

 

「アルケミスト」より。

 

"人は教わって学ぶことなどほとんどない。

ただ自分で見つけるしかないのだ。"

 

"聖女はね、他人が自分のことをどう思ってるか

なんて気にもしなかったのよ。"

 

「ベロニカは死ぬことにした」より。

 

ベロニカに登場する狂人が語る

王様と井戸水の話は

現代社会のひずみにピタリとはまる。

 

未読の方は、どうぞお試しあれ。