イタリア楽描きessay

イタリア・シンプルライフ

Fritto di carciofi e salvia 「カルチョーフィとセージの揚げ物」

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この季節によく食卓に登場するメニュー。

 

カルチョーフィ(アーティチョーク)は

新鮮なものが実家の畑から届く。

 

硬い部分をわしわしと取り除き

半分または四つ切りにして

レモン汁を加えた水につける。

レモンではなく酢でもOK。

 

空気に切り口が触れると

あっという間に黒く変色する。

 

この下準備の時は

ビニール手袋をつける。

たくさん用意すると

指先が真っ黒になって数日落ちない。

 

セージ(サルビア)は

近所に植えてあるのをもらっていたが

今年はテラスに一鉢植えた。

 

大ぶりの葉を料理する直前に収穫し

水洗いした後、よく水分を取る。

 

ポテトチップスみたいに

カリカリになって何枚でもいける。

息子達もダンナも気に入っている。

 

衣はシンプルに粉と冷水。

ガス入りの水と氷で粉を溶く。

 

粉はたいてい白い小麦粉か全粒粉。

片栗粉、米粉、とうもろこし粉

などを混ぜて使うこともある。

時々炒ったゴマを擦って加える。

 

先日は小魚もあったので

さっと揚がるサルビアから始めて

次にカルチョーフィ

最後に湖で採れる小魚。

 

揚がったものにから順次

塩をぱらぱらまぶすことで

味がなじんで美味しくなる。

 

 揚げ物は毎日食べないから

作るときはなるべくいい油を使う。

 

フライを作ると、猫以外は大喜び。

揚げる音と煙が好きではない白猫Skyは

一大事だ!とオロオロして

どこかに逃げたがる。

 

人間が怖がっているものの正体も

実は煙のようなものだと

私は思っている。