イタリア楽描きessay

イタリア・シンプルライフ

Pasta all'uovo fatta a mano 「卵入り手打ちパスタ」

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地元の「豚祭り」メニューは一休み。

 

本日はお義母さんの技を見て学び

自分で作りやすい方法にアレンジした

卵入り手打ちパスタの作り方。

 

ワタシが使う材料は

卵・小麦粉・オリーブオイル。

粉100gにつき卵1個。

オリーブオイルは粉200gごとに大さじ1。

お義母さんは小麦粉と卵のみ。

 

材料を混ぜるときは

大きいボウルに入れて菜箸で。

ある程度まとまってきたら手で丸めて

平らな場所でこねる。

 

お義母さんは粉でアリジゴクの巣のように

形をつくり、中に卵を入れ

粉を崩しながら混ぜる。

丁度いい硬さになったら余分な粉を取り除き

全体が均一になるまでこねる。

 

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ワタシはラップに包み冷蔵庫で1~3時間寝かせる。

2回分こねたときは2つに分けて

ひとつはそのまま冷蔵庫で保存。

 

お義母さんは2枚の皿に挟んで

常温で30分~1時間寝かせる。

 

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打ち粉をしっかりして

厚さが1㎜ぐらいになるまで伸ばす。

 

お義母さんは長さ1m以上の伸し棒を

くるくると操り大きな満月のような状態にする。

 

この技は真似できないので

ある程度伸ばしたら半分に切って

さらに均一に伸ばす。

 

伸ばす場所がない場合は

食卓を綺麗に拭き、ラップを敷き詰めて

簡易伸し場を作ることも可能。

 

何度も作るなら机用のビニールカバーを

パスタ専用にして使わないときは巻いて収納できる。

もちろん切るときはまな板の上で。

 

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切る前に表面全体に打ち粉をして

5㎝幅程度に巻き、好みの幅に切る。

 

茹でると膨らむので

タリアテッレなら幅4~5㎜。

タリオリーニなら幅2㎜。

 

切り終わった麺にさらによく粉をまぶし

くっつかないように1食分ずつまとめる。

 

すぐ食べる場合はふんわりと布などをかけて常温保存。

翌日食べるなら乾燥しないように

容器ごとビニールをかけてそのまま冷蔵庫へ。

冷凍保存もできる。

 

タリアテッレの場合

ゆで時間は生なら3~4分。

冷凍状態なら5~6分。

麺がふわりと浮いてくればOK。

 

パスタソースに合わせて

厚さや幅を変えて楽しめる。

 

基本的に濃厚なソースには厚めで太め。

さっぱりした味付けやスープパスタなら薄く細く。

 

粉の種類によっても食感が変わるので

いろいろな組み合わせを試すものいい。

 

どれくらこねれば均一になるかは

手の動かし方によるので

一概に何分と言えない。

 

何度もこねることで手が感触を覚える。

 

幸いなことに

お義母さんが作っているのを

目の当たりにする機会が多かったので

「こんな感じ」を目で学ぶことができた。

だから初めて作った時から失敗なし。

 

多少歪んでも均一でなくても

作りたてパスタは美味しい。

どうぞ、お試しあれ。

 

uovo/a(ウオーヴォ/ヴァ)=卵

mano/i(マーノ/ニ)=手

 

これまで紹介したタリアテッレメニューはこちら

yluna.hatenablog.com

yluna.hatenablog.com