パウロ・コエーリョの本2冊
「アルケミスト 夢を旅した少年」
(山川紘矢・亜希子 訳 / 角川文庫)
価格:596円 |
「ベロニカは死ぬことにした」
(江口研一 訳 / 角川文庫)
価格:604円 |
この2冊を読んだ。
アルケミストは寓話風の展開。
さくさく読めて、いろいろな示唆がたっぷり。
寓話的だからこそ使える技を尽くして
「ずっしりと重くない人生教本」
に仕上がっていると思う。
ベロニカの方は、実話だとしても
おかしくないストーリー。
この作者ならではの
少し変わった構成部分があって
賛否両論あるらしい。
ワタシは彼独自のスパイスに
なっているので「あり」だと思う。
"誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、
明確な考えを持っているのに、
自分の人生については、
何も考えを持っていないようだった。"
"誰もが同じ方法で夢を実現できるとは限らないのだ。"
「アルケミスト」より。
"人は教わって学ぶことなどほとんどない。
ただ自分で見つけるしかないのだ。"
"聖女はね、他人が自分のことをどう思ってるか
なんて気にもしなかったのよ。"
「ベロニカは死ぬことにした」より。
ベロニカに登場する狂人が語る
王様と井戸水の話は
現代社会のひずみにピタリとはまる。
未読の方は、どうぞお試しあれ。